平「知ってるか?明日は祇園会の日なんだぜ。」



 『祇園会?もうそんな季節か。』





(  『』←このカッコ内は、動作(面倒くさいので、以後手話と表します)で会話しています。バイ作者)


 いま私達は、手話の練習が終わり、勝手場から取ってきた(勝手に)甘味を食べて休憩中。



 
 祇園会といえば、まだ行ったことがない。



 きらびやかな行灯に灯される光が賑わいを表していて。



 行きたいなぁーなんて思ってたり。



平「俺明日非番だからさ。行こうぜ!祇園会!」



 『じゃぁ、佐之とか新八とかも…………』



平「アイツ等には内緒で!」



 『え?それってつまり…………』




平「二人でな!絶対!」




 二人で祇園会?



 『すっごい楽しみ!!』




平「…………じゃ、じゃぁ明日の夜にまた来るからなっ!ちゃんと開けとけよ!…………/////」




 『?解った。ありがとう平助。おやすみ。』




平「おう、おやすみ。」





 初めての祇園会………



 楽しみだな…………!!





 一人になった部屋の中で、興奮する気持ちを抑えきれずに、私は眠りについた。