病気のこと、余命のこと、 別れた理由を一つ一つ言った 言い終わった頃には 私の目から涙が出ていた すると愛人君が 「1人で辛かったよな。 気づけなくてごめんな」 と私の頭を撫でてくれた 「愛人君は悪くないよ」 「優恵、もう一度付き合ってくれるか?」 「付き合いたい。でも……」 「俺は、優恵といれることが 幸せなんだ。だからさいいだろ?」 私は、そのことが聞けて 嬉しかった。私の答えは 「はい。お願いします」