その日、私はティータイムを終えると、薫とは別々のクラスのため、廊下で可愛らしい笑みを向けられ別れた。 そして、自分の席に着くと同時に、隣の席の友人、間宮翔太に果たし状を見せる。 「へー、遂に来ましたかって感じだねー で?コレの差出人を調べてほしいわけですか。」 顔の広い翔太は、クラスのムードメーカー的存在。 だから、この筆跡を調べるのも容易なはずだ。