可愛い彼氏とクールな彼女




このタイミングで悪いとは思うが、不覚にもあまりの可愛さに身悶えてしまった。




「ど、どうしたの柳瀬さん!?」




それをどう勘違いしたのかわからないが、そんな私の様子を見て慌てる薫。




うん、決めた。




「薫、この果たし状預かるね。」





「え?うん、別にいいけど……?」






果たし状?と首を捻る薫に、再び私は悶絶した。