彼を見ると、私は毎回想像してしまう。



女子の制服を着させたい。



と。




「柳瀬さん、聞いてるっ!?」




薫の声で、私のトリップしていた意識が戻った。



せっかく妄想の中で薫を着せ替えて楽しんでいたというのに。



私の中に若干の寂しさが残る。