それから約1週間後。

新入生のためのオリエンテーションや説明会、顔合わせなど、入学式前から大学の行事があり、一気に慌ただしくなった。

そして入学式が終わると、健康診断や学部オリエンテーションと続いて、講義が始まる。

オリエンテーションでは、数人の女の子と仲良くなることができた。

履修ガイドブックとシラバスを見ながら、時間割を自分で組んでいく。

これがなかなか大変で、何より講義数が多すぎる。

履修漏れがあると卒業に関わるので、気を抜けない。

作った時間割を仲良くなった彩花、舞、美憂、そして悠と確認する。

異なる先生で同じ講義がいくつか開設されているため、同じ講義が受けられるようにみんなで示し合わせた。

医学部はやはり履修科目数が多く、毎日1限から5限まで入っていた。

初めて学ぶ事ばかりで、難しく、さらにスピードも早い。

予習・復習は必須で、まるで受験生に戻ったみたいだった。

周りはみんな頭が良く、私は追いついていくのに必死だった。