笑顔の裏側に

慌てて駆け寄り、そっと背中を撫でれば、

「触んな。」

と突き飛ばされた。

先生のすぐ前に尻餅をつく。

「先生‥」

「出てけよ。」

その言葉の直後、私は我慢していた涙が溢れ、頰に一筋流れ落ちた。

それを機にボロボロと零れ落ちる。

「出てけ!」

再び怒鳴られ、逃げるように部屋を飛び出した。

リビングに入り、声を押し殺して泣いた。

どうして上手くいかないんだろう。

こんなにも伝わらないんだろう。

先生のことが心配でたまらないのに。

私に先生を置いて学校に行けって言うの?

そんなことできるわけないじゃない。

私では頼りないってこと?

私が先生のためにって先生を想ってやることも。

全部全部。

先生には、迷惑でしかないの?

もう、分かんないよ。

私はどうしたら先生の支えになれる?

ぐちゃぐちゃになった心が余計に涙を助長させる。

考えれば考えるほど、先生にとって、自分がどんな存在なのかが分からなくなる。

出口のない迷路にハマったみたいだった。