笑顔の裏側に

「冗談はやめろ。俺のことはいいから学校へ行け。」

それでも私だって引き下がらない。

私だって中途半端な気持ちで昨日ここへ来たわけじゃないのだ。

「冗談じゃないです。もう学校にも電話しました。私は今日一日、先生のそばにいるつもりです。」

私の言葉に頭を抱えてしまった。

「困らせてるのは分かってます。だけど私がそうしたいんです。」

「もう帰れ。余計なお世話だ。こんなこと俺は望んでない。」

何で‥。

先生が望んでないのは分かってる。

だけど、私だって先生のために何かしたいし、出来ることがあるなら何だってしたいのだ。

それなのに、その気持ちさえも先生にとっては余計なお世話だっていうの?

涙が滲むのを感じて、慌ててグッとこらえた。

喉が焼けるように熱くなったけど、声を振り絞る。

「嫌です。絶対帰らない。」

「帰れって言ってんだろ!」

すごい勢いで怒鳴られる。

その直後先生が激しく咳き込んだ。