笑顔の裏側に

次に起きたのは、4時過ぎだった。

辺りはまだ薄暗く、朝日はまだ昇っていない。

先生の手をそっと離して、鞄から新しいタオルを出す。

洗面器につけて、溜まってしまった汗を拭いた。

そして音を立てないように寝室を出て、昨日の先生の服を洗濯機にかける。

コップを洗って、昨日乾かしておいた栄養ドリンクの缶をまとめて袋に入れる。

一度寝室に戻って、先生が眠っていることを確認し、自分の着替えとタオルを持った。

そしてシャワーを借りる。

ドライヤーは先生が起きる可能性があるので、自然乾燥で。

少し寒いが我慢だ。

肩から新しいタオルをかけて、首筋が冷えないようにする。

ちょうどよく洗濯機がきれたので、部屋干しをして、ついでに私の服も洗濯機にかけさせてもらった。

寝室に戻れば、ぐっすりと眠っているようで安心する。

片時も離れずにそばにいたら、何もできないため、こうして様子を見ながら隙を見て行動していた。

そうして定期的に汗を拭き、何もすることがないときは手を握る。

しばらくして再び洗濯機がきれたので、少しだけ寝室を空けた。

同じように部屋干しをして、時計を見れば、もうすぐ7時だった。

そろそろ一度先生を起こさないと。

学校は休むにしても、自分で連絡してもらわないといけない。

寝室に戻って、着替えとタオルを準備した後、呼び掛ける。

何度か揺するとぼんやりと目を覚ました。

「先生、今7時なんですけど、一度起きられますか。」

上半身を支えて起こし、とりあえず着替えるように促す。