笑顔の裏側に

優美side

「どうしてできないの?あなたは私たちの子供なのよ。私たちの顔に泥を塗るつもり?」

「ごめんなさい…」

肩を強く掴まれる。

痛い。

「本当に出来損ないよね。光希はこんなことなかったのに。子どもは一人で良かったのかもね。こんなことになるなら…」

「ごめんなさい…」

どうしてそんなこと言うの?

私はいらない子?

お兄ちゃんみたいに頭よくないから、ダメなの?

「謝るだけで何もできないのね。本当、あんた見てるとイライラすんのよ。何のためにあんたにお金かけてると思ってんの?しっかりしてよね。」

そう言ってため息をついている。

何も言えない私はただ静かに涙を流していた。

すると、バッシン!!

突然の衝撃に思わず頬を押さえる。

「何なのよ!そうやってすぐ泣いて。泣いたって許さないから。」

何度も私を殴った。

体中が痛かった。

でも心はもっと痛かった。