笑顔の裏側に

月、木以外の18:00。

火、水、木の17:30。

もうそれしか残っていない。

たぶん私が最後だろう。

どうしようかな。

私が入れるのは、火、木のみ。

先生に言われたように、最後の時間帯に入れるか。

それともあえて、木下さんの前に入れるか。

先生が悪いわけじゃない。

なるべく一緒にいないようにするのも。

必要以上話さないのも。

全部お互いのためだって分かってる。

だけどどうしても不安で。

私以外の女子とは普通に話しているのに。

どうして?という気持ちが私の心をかき乱す。

先生の言うとおりにしようか迷うのも、ただの先生への当て付けだ。

こんな一時の感情に惑わされてはいけないことぐらい分かってる。

そんなことしたって何もならない。

私はもう一度予定表を見つめ、今までのことを消し去るように、大きく息を吐き出し、火曜日の17:30の欄に名前を書き入れた。