カシスオレンジのその先へ

僕自身はあまり話すのが得意ではないのだけれど
大学が一緒だから共通する話題がたくさんあって結構普通に話すことができた
そういえばとまさ君がそれぞれの知り合ったきっかけを聞いてきた

「あーそういえばそうだねぇ
 僕と音々ちゃんは学科が同じだし弓道で練 習がてら戦ったりしてるから かな?」

「そうですねぇ
 そんな感じです

 私と星七は高校でだね
 なんだっけ
 突然話しかけてきたよね」

「なっ 違うよ
 テスト前で私が先生に質問にいったら音々 さんが先にいてせっかくだったので声を   かけて
 そこから少しずつ一緒にいるときが増えた んですよっ」

「あれぇ
 そっかそうだった気もする

 慶さんと星七は?」

「あーえっとね 音々ちゃん3日に1回くらい  で弓道しに来てたでしょ?
 だから音々ちゃんが来てない時に星七が  練習しに来てたの
 音々ちゃんいるとあんまり教えてもらえな  いからって」

「だって会いたかったから
 話したりしたかったし」

「あー最初の頃はそういう可愛さあったのに 今となってはないよね」

「だってもう好きじゃないもーん」

「いやいーけどさぁ
 まぁ星七とはそんな感じでだよ」

「結構長い付き合いなんだね
 みんな
 あとは俺と星七かな?
 まぁ学科同じだしあとよくお互い呼び出しで 会ってたよね」

「そうだね
 呼び出し
 成績良くないからねお互い
 教官途中から雑用させるようになったよね
 2人であれしろこれしろってね」

「そうそう それで雑用してる時に音々ちゃん とたまに会って3人で話してたら教官に遅 いって怒られんのな」

「ってみんなそんな感じかな」