森孝さんに2日前返信したメールには

「了解でーす
 彼女ですか
 僕も1歩進みたいですよー
 とりあえずはお待ちしてまーす」

とだけ送っていた

唯一僕のすべてを話している
そして理解してくれている

少しすれば会えるし話せることなどわかっているが今すぐになぜだか話をしたくなり電話をかけた
いつも通りすぐに繫がり「もしもし」と聞こえた

「あのっ
 少し話がしたくって」

「おぉ
 お前からってのはまた珍しいもんだな
 どうした?
 きっと何か決心でもしたんだろうけどよ」

「わかるだろうとは思いましたがあてられると 何だかねぇ
 でもそうですよ
 あなたに会う前にしっかりしておきたくて
 でも何をするにも悩んでしまうので
 勇気でも貰おうと思いまして」

「お前に頼られるとなんだか嬉しいよ
 悩んでもなんだかんだ自分で解決しちゃう のに
 お前ならできるだろう?
 大丈夫だ
 だめだったらまたかけてこい
 これ以上は言わないよ
 できるだろう?」

「ふふっ
 敵わないですね
 ありがとうございます
 なんだかできる気がしましたよ
 こちらで待ってるんで
 来た時に飲み行きましょ
 じゃあまた」

「そうだな
 飲むかー
 おうまたな」

そう言うと切れた