初恋よりも好きな人。

まさ君に、抱きつき殴らせるのを抑えた。

なんで、殴ったりするのだろう?
どうしても、気になってしょうがなかった。
付き合ってたなら、よくも俺の彼女はってことはあるかもしれない。だけど、付き合ってないし。

そのわけを聞きたくて…。

だから、まさ君の手を引き。屋上へ連れて行った。

後ろからは誰もおってきてないから二人だ。

私は、勇気を振り絞って。

「まさ君。なんで殴ったの??」

まさ君は、寂しそうな顔で。

「お前が泣いたの始めてみたから、よっぽど嫌だったのかと思って。」

その時、嬉しいよりも。怒りが湧いてきた。

「どうして!?私の為なんかに危ないことしないで!!怪我しないで!!」

私がこんな大声で言ったのは、初めてだから。
私も、まさ君も、びっくりして。