初恋よりも好きな人。

私は、里菜を落ち着かせようとしたけど。
あの目は、変わらなかった。怖くて。
何か、行けないものを見たような。

「だから、一回教室に戻ってきて!!」

と、言われても…。
私は、だいぶ困った。でも、行かなかったら
もっと戻りずらくなっちゃうだけかもって思い。

里菜といっしょに教室に戻った。
その時に、自己紹介をして。気を楽にさせようとした。
里菜は、あの目にはもうなっていなくて。
よかった。と、ほっとした。

教室に戻ると、机は大分倒れていて。
教室が大変なことになっていた。

まさ君と、筒井君が、喧嘩してこうなったのだろう。
二人の顔にはあざができていた。
そして、まさ君がまた筒井君を殴ろうとした時。

私の体が勝手に、動いて…。