「うっ」

ぶつかったのは、金髪でピアスが2,3個開けている男の人。

(…誰だろう…。同じ制服来てる)

私は、ぽへーっと、してたら

「ごめん、怪我はない?」

と、声をかけてくれた。
私は、われに帰ったように、焦りながら
「だ、大丈夫です!!」って言ったけど…。
この言い方は、絶対大丈夫じゃないってあっちは捉えただろうなぁ。

「あっ!!」急に、私は声を上げてしまった。
彼は、びくっとして、不思議そうにこっちを見た

わ、忘れてたよぉ…。やってしまった。
もう、時間が無いんだったぁ(T_T)

そして、どうやって声をかければいいねかわからなかったから。
何も言わないで、私は立ち上がり、ダッシュで学校に向かった。

そして、学校にぎりぎり着いた。
(良かった…。)
ほっとして、ため息をひとつついた時だった
私の大好きな桐山 真弘君(きりやままさひろ)きた。

「朝からお疲れですねぇ」

と、笑いながら声をかけてくれた。