初恋よりも好きな人。

私は、教室にもどると、まさ君が待ってくれていた。

「一緒に帰ろう??」と、問いかけられた。

いいに決まってるだろ。と、思って、「もちろん!」と言おうとした時。

「くるみちゃん♡♡俺も一緒に帰りたいな!!」

なーんていう声がして、後ろから抱きつかれた。
えっとぉ。誰だこの人。とか、思いながら
後ろを向くと。

つ、筒井かよぉぉぉぉぉ!!
一緒に帰ろうなんて、邪魔する気?だめ。

「ご、ごめんね!筒井君!!私、まさ君に話したいことがあるから」

といって、まさ君の手を引っ張って外を出た。
まさ君は、不思議そうにこっちを見た。

「あいつに。何言われたんだ??」

聞いて欲しくない質問だよぉ。
でも、無視するわけにも行かないから、答えなきゃ。

「なんで。キスするかを聞いたら。ひとめぼれって答えてきてぇ…」

そう、私が顔を赤くしていうと。

まさ君は、悲しい顔をした。なんでそんな顔をするの。