運命〜懐かしい気持ち

「さくらおきてぇー!!」
あぁあの声はつばきか…

「あれ?めずらしいもう起きてる」

「うるさいなぁ、私だって起きれますぅ」

「でも早くしないと今日入学式だよ?
 遅刻しちゃうよ?」

そう言うつばきはもうすでに
着替え終わっている

「あっそっか今日入学式だったね
着替えるから先に下行っといて」

「はいはーい でも早くしてよね!」

「わかってるって!」


着替えて下に行くと朝ごはんのいい匂いがしてきた

「お母さん、お父さんおはよう!!」

「あら、おはようさくらちゃん」

「おはよう、さくら」

この人達は私の本当の親じゃない
でも私を本当の娘のように育ててくれた

つばきも私のお姉ちゃんなんかではなく
従姉妹だ

つまり今のお父さんとお母さんは
つばきの両親である

つばきの両親は私のおじさんとおばさんになるのだ
ある理由でつばきたちと私は一緒に暮らしている