「あ、ごめん。ありがと」ちょっと走り気味に帰ってきた大輔先輩。額にうっすらと汗があった。
「はい」そう言って立ち去ろうとした時。
「ちょっといい?」「え?」呼び止められ、振り向くと。
「あー、あい先輩の妹か!」「そうですけど」だからなんだ。
「うん、わかった」そう言って自分の荷物の方に言った。

この時これから先がどうなるのか全く予想つかなかった。