深愛なる君へ、この愛を捧げます。





それから私と日海は買ってきた夕食を、理人は病院食を一緒に食べた。
予約しておいたバースデーケーキも日海と理人は仲良さそうに一緒に食べていた。




だいぶ理人に打ち解けた日海はベッドに乗り、理人の隣に密着して座っている。




食べ終わった二人は一緒にあやとりをやっている。




二人が遊んでいる間に私はゴミを一つのビニール袋にまとめ、鞄の隣に置いた。
すると鞄の中に丸めてある画用紙を見つけ、あることを思い出した。




「…日海、これ渡すんじゃないの?」


「あ!そうだった!」




日海はベッドから下りて、私から丸めてある画用紙を受け取るとまたベッドに乗り、理人の隣に座った。




「日海、それは?」




理人は日海が持っているものを見て首を傾げる。




日海は輪ゴムを取り、画用紙を広げた。
その瞬間、理人は目を丸くし口を手で覆った。




画用紙に書かれていたのは、一面お花畑にいる私、理人、日海の三人の絵だった。
日海はこれを理人に渡すために、一生懸命家で描いていた。




その絵には理人が日海を高い高いしていた。




「にかね!パパが元気になったら、パパにお花ばたけでたかいたかいしてもらうのがゆめなの!
だからパパ、早く元気になってね!


そしたらにかといっぱいあそんで、ママをたっくさんえがおにして!
にかは、ママとパパがわらってるのがいいの!」


「日海…」




日海の言葉につい涙が溢れそうになった。
日海は私の方を見ると、ピースをして笑っていた。




すると今まで黙っていた理人がいきなり、日海を思いっきり抱き締めた。




「…?パパ?」




日海は小首を傾げながらも、理人の背中に小さな手を回した。
理人の体は小さく震えている気がした。




「…ありがとう、日海…産まれてきてくれて…ママとずっとパパを待っててくれて…っ、ありがとう……!」




理人の顔は俯いていて見えなかったけど、理人の頬を伝うものを見て、私も堪えきれなかったものが頬を伝った。