深愛なる君へ、この愛を捧げます。





今後のスケジュールが詰まっていたため、遊園地は午前中で終わり。
日海が帰るのを嫌がっていたけど、強制的に車に乗せる。




次の目的地に着くまで最初は嫌々な日海だったけど、やがて疲れたのか眠ってる。
私も大分遊園地で疲れたから、寝てくれてるのはすごくありがたかった。




次に書かれていたのは『神社』。
もちろんそれだけで分かる私は、地元から少し離れたとある神社に向かった。




「日海、ここは何て言う場所か知ってる?」


「しってるよ!ちんじゃ!ちんじゃでしょ!?」


「そう、正解!」




私と手を繋ぎながら日海は、自分の身長の何倍もある鳥居を指差した。
鳥居を見つめるその瞳は、遊園地で見たのと全く同じのキラキラした瞳だった。




次に少し難易度を上げて、神社はどんなことをする場所なのか聞こうとする前に日海が話し出す。




「ちんじゃはね!?ちんじゃは、みんなのおねがいをかなえてくれるところなの!
だから、にかもおねがいかなえてもらうんだー!」




この子はこういう知識を一体どこで入手してくるのだろうか。




保育園かもしくはお義母さん、お義父さん。
私が言った覚えがないから、大体この辺りだろう。




階段を上って拝殿に辿り着くと、財布から5円玉を二枚取り出し一枚日海に渡す。




「でもお願いを叶えてもらうには、お金が必要なの。
だからこれをあそこに入れてお願い叶えてもらお?」




日海は笑顔で頷き、5円玉をお賽銭箱に投げ入れた。




そしてまたまたどこで教わったのか手を叩いて合わせ、目を閉じていた。
今からこんなにたくさんのことを詰め込んで、頭パンクしないか心配になる。




そう思いながら私も日海と同じように合掌して、ここでの理人との思い出を振り返った。