深愛なる君へ、この愛を捧げます。





「日海撮るよー。はい、チーズ」




スマホを構えて、日海とウサギの着ぐるみと写真を撮ってあげた。
日海はすごく笑顔でウサギの着ぐるみとくっついていた。




このくらいの子は着ぐるみとか怖がると思ったけど、日海は大丈夫そうだな。
日海の神経の図太さは誰に似たんだろうか。




あのウサギの着ぐるみを見ると、私にバイト代わってと頼んできた友達を思い出した。




そういえば理人との再会は運命とかじゃなくて、友達が理人と理人の友達と知り合いでそうなるように仕向けたものだったらしい。
理人がずっと片想いしてて可哀想だから、その片想いを成就させてあげたいって。




それを聞いて理人と『ロマンチックでも何でもないね』って笑い合ったな。




最初は苦手なタイプだった理人だけど、嫌々関わってるうちに異性の前ではあまり笑わなかったのに、理人の前だと普通に安心してたし、いつの間にか笑ってることがほとんどだった。




結婚とかその時は考えたこともなかったけど、何故か"あ、この人かも"って思ったんだよね。




『俺と付き合ってください』




そして今乗ってる観覧車の頂上で告白された。