「なんだっていうの?私が何かした?教室にも寮にも……私の居場所なんてどこにもない」
唯一ここだけが落ち着ける空間だったのに。
それを横取りされた気分だよ。
自分の部屋があるんだから、そこに帰ればいいじゃん。
一緒にいて欲しいだなんて頼んでないし、迷惑してるんだ。
「もうやだ……帰りたい。本来なら私は、こんな学校に来る予定じゃなかったのに」
ホントにもうやだ。
悔しくて情けなくて、涙が滲んだ。
喉の奥が熱い。
泣き顔なんて見られたくないのに、なんで涙が溢れて来るんだろう。
受験に失敗した時でさえ……友達や両親の前では泣かなかったというのに。



