「えーっと……俺ら、状況飲み込めないんですけど」
珍しくケイが真顔で口を開く。
いつもはふざけた感じなのに、こんな時だけなぜ真顔?
「そうだそうだ。お前ら、付き合ってんのかよ?ずりーぞ!」
オレンジまでもが大マジメ。
こんなのは初めて見る顔だ。
「いいか、お前ら。さくらは俺の女だから、絶対に手ぇ出すなよ?出した奴はタダじゃおかねえ」
「ちょ、何言ってんの!?誰がいつ桐生奏の女になったって?」
意味不明な発言に唖然としてしまう。
やめてやめて。
私はあなたのことなんて、これっぽっちも好きじゃないんだからっ。
「いいだろ、好きなんだから。昨日も、あんなに激しかったじゃねーか」
「は、はぁ……!?何言ってんの?」
頭おかしいんじゃない?



