ぐたっと机にうなだれる。
よし、ここはもう切り上げて教室に行こう。
その方が安全な気がする。
そう思って参考書とノートを閉じ、席を立った。
その時ーー。
「お、来たな」
「奏〜!会いたかった〜!」
図書室のドアからひとりの人が姿を現した。
惹きつけられるほどの凄まじいオーラに、ハッと息を飲む。
フェロモンたっぷりのその色気。
目を見張るほどの整った容姿に、誰もが圧巻させられ沈黙が訪れる。
そこにいたのは、さっきまで同じベッドで寝ていた桐生 奏。
だけど、何となく昨日までと雰囲気が違うというか。
なんだか近寄り難いオーラを放って、目付きが鋭い。
昨日はフランクな感じがしたのに、今日はダークというか簡単に話しかけられるような気がしない。



