食堂のおばちゃんに挨拶をして、トレイの上に順番におかずやらご飯を乗せて行く。
そして、いつも決まって座るテラス席へと座った。
「そういえば、さくちゃんはなんでこの学校に来たの?」
ご飯をモグモグ頬張りながら、愛佳ちゃんが首を傾げる。
今までこういう深い話はして来なかったから、私たちはお互いのことをまだ何も知らない。
「実は……」
包み隠さず本当のことを全部話した。
愛佳ちゃんは、笑ったりすることなく頷いて話を聞いてくれる。
だからこそ、素直に話すことが出来たのかもしれない。
「へえ、そんな事情があったんだ〜!災難だったね〜。愛佳は〜」
重苦しい話だったにも関わらず、愛佳ちゃんは軽く流してくれた。



