「ま、いーや。とりあえず、そばにいてやるよ」



「いえ、結構です」



「遠慮すんなって」



「いや、してないんで」



「諦めろって」



そう言い放ち桐生奏はなぜか、私のベッドに腰を下ろした。



「俺は隣の下着部屋使わせてもらうから」



「えっ!?」



ど、どういう意味……?


それに下着部屋って言わないで欲しい。


桐生奏が言うと、すごく妖しい響きに聞こえる。



「同居?同棲?つまり、一緒に住むってこと」



「は、はぁー!?」



ありえない発言に、今日一番の雄叫びが女子寮に響き渡った。