俺のそばから離れるな‼︎



ヤンキーや不良が苦手な私でも、思わず見惚れてしまうほどカッコ良い。


100人いれば、みんなが口を揃えて『カッコ良い』って言うだろう。


誰もが羨むほどの美貌の持ち主。


だけど、私はダマされない。



「おい、聞いてんのか?」



「へっ!?」



やばっ。


聞いてなかった。


んーん。


思わず見惚れてた!!



「俺がそばにいてやるから、これからよろしくな!」



桐生 奏は、決定事項のようにそんなことを言って窓枠に足をかける。



は、はい……!?



「なんで入って来ようとしてんのー!?」



「そばにいてやるっつっただろ」



「いやいやいやいや……!」



ありえないんですけどっ。