「仕方ねーから、俺がそばにいてやるよ。桐山さくらサン」
「へっ!?いや……遠慮しておきます」
っていうか、なんで私の名前知ってんの!?
そばにいてやるってどういう意味?
わけがわからなくて首を傾げる。
「いいのかなー?そんなこと言って。さっきも襲われそうだったくせに」
「うっ。そ、それは……」
そうだけど。
「大丈夫。俺なら安全だ」
「いやいや……!そういう問題じゃ」
っていうか、一番危険な香りがするんですけど!!
その色気たっぷりのフェロモンをどうにかしてよ!
背が高くて、今までに見たことがないほどのイケメン。
ただ者じゃないと一目でわかるそのオーラには、カリスマ性のようなものが含まれていて。
なんでだろう。
この人に逆らっちゃいけないと無意識に思わされる。



