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8年後の3月。
ーーコンコン
「さくら、準備は出来たのか?」
いつまでも下りて来ない私を心配したお父さんが、部屋のドアをノックする。
「う、うん……っ!」
ここ最近よく眠れなくて、ネガティブな気持ちに負けそうになる。
ドアを開けると、お父さんが優しく微笑んでいた。
「大丈夫だ。さくらなら絶対に合格してる」
「うん……ありがとう」
お医者さんになるための第一歩である国家試験を終えて、今日は合格発表日。
不安と緊張で朝から落ち着かなかった。



