「寂しかったり、不安になった時は……ケイや雄星に言え」
私たちは毎日一緒にいることもあって、番号とアドレスを交換していないままだった。
離れなきゃいけないのに、今さら聞くことも出来なくて。
本当は少し不安だった。
「さくらの元に飛んで帰ってやる。そん時だけは、会いに行くから」
うんって頷けなかった。
だって、それじゃあ約束を守ったことにはならないもん。
弱音を吐くかもしれないけど、その時は約束を思い出して頑張るよ。
「奏……大好き」
「俺も」
目が合い、どちらからともなくキスをした。
もうしばらくは会えないけれど、私たちはきっと大丈夫。
奏の夢を……信じて待ってるね。



