ーーガタンッ
校長室の前まで来た時、大きな音が中から聞こえた。
ドアが閉まっているから中は見えず、私たち4人は肩を震わせビクッとする。
バ、バレたら怒られるよね……。
そんな風に思いながら、校長室の前に座り込む。
「約束しただろ?問題を起こしたら即連れて帰ると」
「ま、まぁ落ち着いてください、桐生さん」
中から中年のおじさんの声が聞こえた。
おどおどしている校長の声も。
もうひとりは、奏のお父さんなんだろう。
「これが落ち着いていられるか」
奏のお父さんは相当怒っているようだ。
ドア越しにそれが伝わって来る。
私たちは黙って耳を傾けた。



