奏とはあれから一緒にいるけれど。
いつも同じベッドで寝ていた奏は、あれからというもの隣の部屋で寝るようになってしまった。
理由はよくわからないけど、問い詰めることも出来なくて。
嫌われちゃったのかなって心配になる。
今日は終業式で明日から夏休みが始まるというのに、私は何だかモヤモヤしたままだった。
「体育館に移動しろー!集まらないといつまでも終わらねーから、ちゃんと来るように!」
担任の先生の声が騒がしい教室に響く。
ガタガタ音を立てながら、マジメにもみんな体育館へ行こうと立ち上がる。
「あ。桐生は参加しなくていいから、このまま校長室に来てくれ」
出て行こうとした奏に向かって、担任の先生が声をかける。
「何の用っすか?呼び出されるようなことは何もしてないっすけど」
ーーギクッ
ま、まさか私の部屋にいたことがバレたんじゃ!?



