「夏休みになったら、どっか行こうぜ」
「ど、どっかって?」
「泊まりで旅行とか」
「りょ、旅行……?」
奏と?
2人で?
ムリムリムリー!
「と、泊まりはちょっと」
「じゃあ何がしたいんだよ?」
「え?そうだなぁ……花火見に行ったり、海とか?」
「それいいな。さくらの浴衣姿とかすっげえ興奮する。けど、水着はムリ。露出されすぎると逆に萎えるから。それに、俺以外の男に見せたくねーし」
「そ、そういう問題?」
私はただ、純粋に楽しもうとしてるだけなんだけど。
それにしても、興奮するって……。
「夏休みになったら毎日会いに行く。だから、さくらの地元の花火大会一緒に行こうな」
奏は私の目を見つめながら優しく微笑んだ。



