それを認めるのが嫌で思わず逃げて来ちゃった。
「ははっ、さっく可愛い〜!真っ赤じゃん」
「う、うるさい!見ないでよ、バカッ」
ケラケラ笑うケイの背中を思いっきり叩く。
バシバシッといい音が辺りに響いた。
それでも、ケイは面白おかしく笑うだけ。
「俺に言うんじゃなくて、本人に言ってやれば?」
「え?」
ほ、本人に……?
そ、そんなの!
「ムリに決まってるでしょー!」
「なんで?っていうか、もうすでに手遅れだと思うけど」
そう言いながら、ケイは階段の下にチラッと目をやる。
えっ……?
手遅れ?
まさかっ。
つられて階段の下を覗き見ると、そこには目を見開いて驚く奏がいた。



