あっという間に昼休みになり、私とケイは一目散に購買に行こうとした。
「待てよ。さくらが行くなら俺も行く」
奏が不機嫌そうに立ち上がった。
授業中もずっと奏から鋭い視線を感じたけど、スルーしてると特に何も言われることはなかった。
「え?じゃあ俺も」
「それなら俺も」
秋道君と本間君まで奏に続こうとする。
なんだ。
結局みんなアンパン食べたいんじゃん。
素直じゃないんだから。
ケイや秋道君がはしゃぎながら行ってしまい、私と奏と本間君はのんびり廊下を歩いていた。
相変わらず、奏といると周囲からの視線をひしひし感じる。
だけど、奏の隣は居心地が良くて安心する。



