教室の中はいつも通り騒がしくて、机もぐちゃぐちゃ。
席なんて、あってないようなもの。
私は奏の隣だから、いつもの席に着いた。
奏はすでに来ていて、私を見て頬を緩める。
なぜかその笑顔にドキッとして、あからさまに目をそらした。
な、なに意識しちゃってるんだか。
「さっく〜!会いたかったよ〜!おはよう」
早速、お馴染みのケイが飛び付いて来る。
オレンジも黒髪も、私を見て挨拶してくれた。
「おはよう」
私は3人の顔を順番に見回しながら席に着いた。
もう、何もかもを嫌だって思うのはやめる。
今の私の居場所はここだから、出来る限り居心地が良いものにしたいもんね。
「え?さ、さっくが笑った……!?」
ケイが目を見開く。
「マジやべえ。可愛すぎだろ」
オレンジ……秋道君が頬を赤らめた。
「桐山、そっちのがいいよ」
黒髪……本間君がニッコリ笑う。



