よっぽど不安な顔をしていたのか、お父さんは私を安心させるようにさらに目を細めた。
「娘を心配するのは親として当然だろ?頑張ってたのを知ってたから、お父さんもお母さんもなんて声をかければいいかわからなかったんだ」
「そ、そうだったんだ……」
呆れられてると思ったのは、私の思い過ごしだったんだ。
なんだ。
そうだったんだ。
「さくらはお父さんとお母さんの大切な宝物だからな」
……お父さん。
「……ありがとう。私、絶対立派なお医者さんになるから」
「ああ。カナ君同様、お父さんも応援してるからな」
「うん」
涙が溢れそうになって、慌てて下を向いた。



