「と、とにかくお風呂に入って!」
奏の背中を押して、お風呂場へ追いやった。
パジャマはお父さんのでジャージでいいよね。
あ、下着はないけど……。
別にいっか。
ジャージとバスタオルを出して置いておく。
そしてリビングに戻った。
「あ、起きたの?」
お父さんが起き上がってソファーに座っていたのを見てビックリした。
「ああ。さっきな」
「そ、そっか」
奏との会話聞かれてないよね……?
心配になる。
「カナ君はさくらのことが相当好きなんだな。聞いてて笑いそうになったよ」
「ええっ!?き、聞いてたの!?どこから?」
クスクス笑うお父さんに恥ずかしさが込み上げる。
親に聞かれるなんてー!
ううっ。
「本当の息子みたいに可愛がってくれてたって辺りから」
げっ!
そんなに前から?
ほとんど聞かれてんじゃん!
「もー!盗み聞きなんて趣味悪いよ!」
「悪い悪い」



