そう決めたら、今まで悩んでたのがうそみたいに心がパッと晴れやかになって行く気がした。
スッキリしたというか、目の前が開けて明るい光が射し込んだみたいな感覚。
こんな感覚、かなり久しぶり。
「おう。ずっと応援してる」
「……ありがとう。奏が生きててくれて、本当に良かった」
奏に出会えて良かったって、少しだけ思った。
忘れかけていた夢を思い出させてくれてありがとう。
大切なことに気付かせてくれてありがとう。
お父さん……奏の命を救ってくれてありがとう。
私も、お父さんみたいにみんなから慕われる人になれるよう頑張るね。
「ついでに今すぐ俺に惚れてくれると、いうことねーんだけどな」
「な、なに言ってんの!バカッ!」
「ははっ、真っ赤!可愛いな、マジで」
「うっ」
だからー、ムダにフェロモンを撒き散らさないでよ!



