俺のそばから離れるな‼︎



そりゃ、軽くてチャラい奏はそんなことをして来たのかもしれないけどさ。


だからって、私までそうだと決め付けるのはやめて欲しい。


そして、私だけを責めるのもやめて欲しい。



「か、奏はどうなの?今まで付き合った子と、どんなことをして来たわけ?」



私ばっかりが責められるのは、絶対に間違ってると思うんだ。



「俺のことはいいんだよ。問題はさくらだ」



「な、なにそれっ。そんなの卑怯だよ」



なんで私ばっかり。



「そ、それより、もう行こう。そろそろ暗くなって来たし」



「行くってどこに?」



「もう一ヶ所付き合って欲しいところがあるの」



「……わかったよ」



無理やり話題をそらしたことに不服そうだったけど、奏は私の言葉を聞き入れてくれた。


そして奏と繁華街を抜けて国道沿いを歩く。


もうすっかり辺りは夕焼け色に染まっていた。



「次はどこ行くんだよ?」



「着いたらわかるよ」



奏はそれ以上何も聞いて来なかった。