だ、誰……!?
愛嬌のある笑顔でニコッと微笑まれる。
ひとことでいうと可愛い系の男の子。
かなり整った顔に、スラッとしたモデル体型。
茶色のサラサラした髪が、爽やかな印象を与えている。
制服を着崩しているけど不良ではないっぽいから、私の中の警戒も少しは溶けた。
「桐山……さくら、だけど。あなたは?」
「俺は天道 慶太(てんどう けいた)。さくらちゃんか〜。なら、さっくって呼ぶわ。俺のことはケイでいいから」
出会ってまだ1分も経っていないのに、天道君は馴れ馴れしく肩を組んで来た。
それにしても。
「さ、さっく?なんかやだ」
そんなあだ名、可愛くないもん。



