そして、次の日。


あまりにも早く寝すぎたせいか、かなり早くに目が覚めた。



ベッドから下りようと足を床に着けたところで、足裏にムギュッと何かが当たる。


なんだろう?



「げっ……!な、なんで」



落っこちてんの!?


よく見ると、どうやらベッドから転げ落ちた様子。



私はそんな奏の腕を思いっきり踏んでしまった。



「う、ん……っ」



やばっ。


起きちゃった?


目を凝らして見ていたけど。



奏は眉をしかめただけで、目を覚ます気配はない。



ホッ。



それにしても、本当に今日デートする気なの?



『俺に任せろ』って言ってたけど、本当に大丈夫なんだろうか。