「じゃあ、またなー!」
「さっく、バイバイ〜!また来るから」
「2度と来なくていいからっ!」
しぶしぶ帰ろうとする2人を呆れ顔で見つめる。
本当もうやめて。
見つかったら、私まで退学になるんだからね。
窓をバンッと閉めて、ベッドに腰を下ろす。
やっとうるさいのが2人いなくなってくれた。
だけど、ホッとしたのもつかの間ーー。
ーーグイッ
いきなり腕を引き寄せられてバランスを崩して倒れた私の目に、奏のドアップが映った。
どうやら私は、奴に押し倒されたらしい。
整った顔にドキドキと鼓動が騒ぎ出す。
「な、なに……?」
「邪魔者はいなくなったし、これからイイことする?」
「し、しないよ……!何言ってんの」
バカじゃない。
「いいだろ。どうせ明日デートするんだし」
「いやいや、良くないから」
顔を近付けて来ようとする奏を必死に押し返す。
明日デートするからって、こんなことをしていいことにはならないんだけど。
っていうか、意味がわからないし。



