だけどこんな私でも、彼らの弱点をひとつ覚えた。
それはーー。
「この2人……どうにかしてくれない?」
奏の顔を見上げながら、首をやや斜めに傾ける。
奏に助けを求めるのは納得が行かないけど、この際そんなことは言ってられない。
何より早く部屋から出て行って欲しいし。
「おい、テメーら。さっさと出てけ」
私のお願いを真顔で受けてくれた奏は、低い声を出して2人をキッと睨み付ける。
さっきまでニコニコしてたのに、急にピリッとした雰囲気に変わった。
奏のこの変わりようは、さすがにさっきまでと差がありすぎる。
「そんなに睨むなよ〜!わかったから」
「さっくも奏の扱い方がわかって来たじゃん」
「うっせー、さっさと出てけ!」
奏がケイをベッドから引きずり下ろし、窓の方へと追いやった。



