ゴールデンウィークといえど、家に帰る人はあんまりいないようだった。
オレンジや本間君やケイも、学校居残り組らしい。
明日から始まるゴールデンウィーク。
いつもなら嬉しいはずなのに不安で仕方ない。
奏は毎日ルンルンで鼻歌を歌ってるし、ケイやオレンジはなぜか私たちを面白おかしくからかって来る。
「さっくは帰る組だと思ってたのにな〜。奏といたいから残ったの?」
「なわけないでしょ!っていうか、ベッドに座らないでくれる?」
というよりも、なんで私の部屋にケイとオレンジがいるわけ?
「えー、いいじゃん。さっくのケチー!」
ブーブー言いながら、唇を尖らせるケイ。
私はそんなケイの腕を掴んで引っ張った。
「さっくのバカ〜!鬼〜!」
「うるさい」
そんなに可愛くスネても、私は揺るがないんだからっ。



