「はいはーい!バッチリおさめたからねー!」
廊下の角からケイが姿を現した。
手にはスマホを持っていて、動画を撮っているのか3年の男に向けている。
「バッチリ動画撮ったし、これバラまけばあんたは終わりだよ?」
ニッコリ笑いながら、低い声で脅し始めるケイ。
「……っ、汚ねー手を」
「汚い?あんたの方がよっぽどだろーが!」
今度は奏が声を荒げた。
空気がピリピリして、背筋が凍る思いをさせられる。
さすがの男も、これにはビックリしたのか目を見開いて青ざめていた。
その気持ちはわからないでもないよ、かなり怖いしね。
「いいか、3度目はないと思え。次さくらに手ぇ出したら、今度は全力であんたをぶっ潰す」
「……っ」



