「あんた、マジで3年のトップかよ。弱すぎて、まるで相手になんねーんだけど」
「ぐっ……き、きり、ゅう……てめぇ」
苦し紛れのその声には、さっきまでの勢いはなくて。
か、勝ったの……?
恐る恐る目を開けて辺りを見回した。
床に倒れ込んでうずくまる3年の男のそばに、奏が威圧感たっぷりで見下ろしている。
か、勝ったんだ……。
強いとは聞いていたけど。
ここまでだったとは。
だって、ほんの2発くらいだったよね?
たった2発で、立てないくらい弱らせることが出来るものなの?
わからないけど、ムリだと思う。
それとも、相手が弱すぎただけ?
「あんたは俺に負けたんだ。だから、この先は俺に従ってもらう」
「ぐっ……誰が、てめぇ、なんかに」
「いいんすかー?バッチリ証拠おさめちゃってるけど。ケイ」
ちらっと後ろを振り返り、なぜかケイの名前を呼ぶ奏。



