「あ!冬華~お帰り~♪」
はぁ、またダメだった。
アイツ……恭也の前にいるとどうしても素直になれない。
そしていつも口喧嘩に発達してしまう。
あーあ、恭也あんなんでもモテるみたいだしなぁ
春海にも言えないんだよね
こればっかりは……
ごめんね、春海........
――――私が恭也を好きだなんて――――
もう、恭也には嫌われてるんだよね
だから付き合うとかは考えない。
ただ、せめて想うだけでも許して下さい……
「っ~か!~ゆか!!冬華!!!」
「ん?あ、ああ春海どうしたの?」
「いや、どうしたの?は私の台詞だよ!
どうしたの?
瀬名くんに会ってきてから変だよ?」
春海は流石に恭也との仲を話しておいた。
……私の気持ちを除いて、だけど........
「ううん、ただいつも通り口喧嘩しただけだよ」
「そう?なにがあったら言ってね!」
「うん、ありがとう春海」
ホント、私には勿体ない位の親友を持ったよ………