「がはっ!」 「月夜様!」 地へと身体を叩き付けた月夜に、仮面とフードの者達が駆け寄っていく。 「くそ、ここは撤退だ!」 そう言った一人が地面に丸い球を叩き付け、そこから煙が吹き出し、少年が顔を庇う。 少しして煙がおさまった時には、月夜達の姿はなかった。